2025年4月、西早稲田にある「札幌 六坊」へ。
僕は新店は基本的にオープンから1ヶ月間は様子を見守るのですが、「渡なべ」で提供していた限定メニューのスピンオフということもあり、オープン2日目に早速訪問しました。

行列しているかと思いましたが、夕方のピークを過ぎた時間帯だったこともあり、待つことなくスムーズに入店することができました。
店内には店主の渡辺樹庵さんがいらっしゃいました。いつもYouTubeを拝見し、コメントもさせていただいているので、初めてご挨拶させていただきました。
メニューは醤油・塩・味噌の3種類。まずは醤油の「札幌ブラック」を食べてほしいとのことだったので、迷うことなく「札幌ブラック」(1,200円)をオーダーしました。
札幌ブラック

こちらが「札幌ブラック」です。
着席してから5分も経たずに提供された一杯。まだオープン2日目とは思えない、スタッフさんたちの手際の良さはさすがだなと思いました。
そして提供されたラーメンは、スープがなみなみに注がれた漆黒のビジュアル。こういうスープがあふれそうなくらい入ってるラーメンはテンション上がりますよね。
表面にはしっかりとした油膜が張られ、最後まで熱々。スープはコク深い醤油ベースで見た目に反して塩味はそこまで強くありません。でもブラックペッパーとニンニクがガツンと効いていて、インパクトのある味に仕上がっています。
麺は札幌の老舗「森住製麺」製の中細ちぢれ麺。真っ黒なスープと油がしっかり絡んで、見た目からも美味しさが伝わってきます。こういう札幌の現地感がたまりません。
麺量は150gとのことですが、炒め野菜を中心に具材が多く満足度はかなり高め。一杯でしっかりお腹いっぱいになれました。
ちなみに「札幌ブラック」というネーミングのラーメンといえば札幌の人気店「いそのかづお」が有名。僕がそこで食べたのはもう10年も前。さすがに味の記憶は薄れていて直接比較するのは難しいところです。
今回の一杯について、樹庵さん曰く「純すみ系の油多めの醤油と富山ブラックのいいところを合わせたハイブリッドなラーメンを目指した」とのこと。そう言われてみれば、たしかに両方の特徴を感じ取ることができ、妙に納得してしまいました。
札幌らしさはしっかり残しつつ、そこに富山ブラックのエッセンスを加えることで、関東の人間にも刺さるような絶妙なチューニングがされている気がしました。
まとめ
2025年4月時点で今年一番ぶっ刺さったラーメンでした。
味・ボリューム・ビジュアル、どれを取っても文句なし。純すみ系の醤油も富山ブラックも大好きな僕にはそのハイブリッド感が最高でした。
久しぶりに「いそのかづお」にも行きたくなりましたね。
とても美味しかったです。ごちそうさまでした!